新着情報 第69回 建築生産技術研究発表会を開催

2023/10/19

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、第69回建築生産技術研究発表会を10月5日(木)に建築会館(東京都港区)にて開催し、その模様をYouTube Liveにより社内へライブ配信しました。建築会館での視聴を含め、当日は1,085名(会場:154名,オンライン:931名)の社員が参加しました。
この発表会は建築工事統轄部が主催し、本社各部署の新しい施策や、各支店の作業所で実施している品質や生産性の向上に向けた取組みを、全国の作業所に水平展開することを目的として1954年から毎年開催しています。

建築生産技術研究発表会の概要

今回の発表会では、「建築生産における当社の現状について」、「(仮称)新TODAビル計画新築工事の進捗報告」、「大型作業所の施工計画と実施報告について」及び「特殊な構工法が採用された作業所の施工報告と環境技術の紹介」と題した4セッションで計13件のプレゼンテーションが行われました。また今回は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止していたホワイエ展示を復活させ、技術開発統轄部からは、環境、構造、施工関連技術及び配筋検査システムの紹介、建築設計統轄部からは、設計作品の紹介の他、新しい技術や手法を活用した設計事例についての紹介がされました。
プレゼンテーションでは、BIM取組みの現状、最近の不具合の実状、現在建築中の新社屋の進捗状況、同施工に導入予定の開発技術、建物完成時のオフィスレイアウト、8階に設置される「トダミュージアム」についての紹介の他、作業所における生産性向上や環境負荷を低減した事例について紹介されました。
発表会の冒頭、社長からは『グループ会社・協力会社とのパートナーシップをより強固なものとする』というテーマで、「サプライチェーン満足度調査」の速報結果から見える当社の課題について説明がありました。課題の一つとして、協力会社が当社へ集う力を向上させるためには、協力会社との関係性をしっかりと見直さなければならないとありました。今年の研究発表会では、こうした課題を解決するため「省力化技術の再構築、施工効率の追求、作業員を作業に集中させるシステム、自動化施工、全天候施工、多能工化への仕組みづくり等を解決策の方向性として考えてもらいたい」との話がありました。

取引先(経営者・担当者)に対して実施した「取引満足度」に関する調査のこと

今後の展開

当社ではこのような発表会を通じて、企業として今後目指していく方向性や建築生産技術に関する施策や取組み事例を全社員で共有し、全社的な技術力の向上を図りながら、これからも様々な課題の解決に向けて積極的に取り組んでまいります。

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写真1 大谷社長による挨拶
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写真2 ホワイエ展示の様子