新着情報 「中高層木造建築物」の推進に向けて、木質耐火技術を取得 木質耐火部材に関するOEM契約を締結

2024/04/15

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、(株)シェルター(本社:山形県山形市、社長:木村 仁大、以下「シェルター」)と木質耐火部材に関するOEM契約を締結しました。この締結により、木質耐火部材において多くの実績を持つシェルターの「COOL WOOD(クールウッド)※1」を自社の木質耐火部材「foresTieTM」(図1)として使用することが可能となりました。当社はこの耐火部材を用いた「中高層木造建築物」を推進し、建物の低炭素化に貢献していきます。

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木質耐火部材「foresTieTM」のイメージ

背景

現在、我が国ではSDGsやESGの観点から「中高層木造建築物」への関心が高まっています。木質構造は、鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造と比較して、製造・加工に係るエネルギー量が少なく、またCO2貯蔵効果もあるため、建物の低炭素促進による地球温暖化対策として、注目されています。

今後の展開

当社では、2022年に「気候非常事態宣言※2」を表明し、気候変動に対し危機意識を社内で共有、その緩和と適応に向けて様々な活動を実施しています。その一環として「中高層木造建築物」を実現するための様々な技術開発に取り組んでいます。

特に「中高層木造建築物」を実現する上で、確実な木質耐火技術が欠かせないものでした。当社は、この十分な実績を引き継いだ「foresTieTM」と、現在開発を進めている木造架構技術や木質混構造技術と併せて、「中高層木造建築物」を推進してまいります。

  • ※1COOL WOOD(クールウッド)は、1時間、2時間、3時間耐火までの大臣認定を取得した、シェルターの木質耐火構造部材です。COOL WOODはシェルターの登録商標です。
  • ※2「当社リリース(2022年2月17日)」https://www.toda.co.jp/news/2022/20220217_003019.html