新着情報 米国子会社によるコロラド州不動産開発事業への参画 当社グループとして米国初となる開発事業
2024/08/26
戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、米国100%子会社である戸田アメリカ(株)(本社:カリフォルニア州アーバイン市、社長:柳 裕樹)にて、コロラド州デンバー市近郊における不動産開発事業への参画を決定しました。

コロラド州は米国の地理的中心に位置しており、鉄道により米国両岸が結ばれた1870年代以降、交通の要衝、流通の拠点として発展してきました。ロッキー山脈の東麓、海抜約1,600mの高地という条件を活かし、米国本土防衛の重要な拠点として多数の政府関連の技術研究施設が長らく活動しており、地政学的にも重要性が高い地域です。また、通信産業、IT産業の発達と相まって、現在ではカリフォルニア州に続く全米第2位の航空宇宙産業の集積地となり、堅調な経済成長を続けています。
本事業は、デンバー市近郊で、コロラド州第2の都市であるコロラドスプリングス市に所在する約128,285m2の土地に、5フェーズ合計約47,800m2の物流関連施設等を建築する計画であり、8月19日(現地時間)には、地元政財界から約50名を招き、着工式典が執り行われました。

近年、航空宇宙関連のスタートアップ企業も多く進出を目指すエリアである一方で、供給面積が非常に限られているエリアでもあるため、他に先んじて進展する本事業の果たす役割は大きく、地元不動産業界のみならず、行政や地域社会からも大きな期待と支援が寄せられています。
戸田アメリカ(株)は、これまでにカリフォルニア州に3棟のオフィスビル、アリゾナ州に1棟の物流関連施設を所有、運営し、米国での事業基盤を整えてまいりました。本事業によりコロラド州へ初進出すると共に、米国では初となる不動産開発分野へ事業領域を拡大いたします。今後も市場ニーズや社会課題を的確に捉えた高品質な空間の提供を通じ、お客様の発展や地域社会へ寄与すると共に、当社グループとして更なる事業拡大を図ってまいります。
位置図

計画概要
計画名称 | (仮称)コロラドエアロスペースビジネスセンター(フェーズ1) (Colorado Aerospace Business Center Phase1) |
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事業施行者 | AZOF Colorado Fund, LLC | ||
計画地 | アメリカ合衆国コロラド州エルパソ郡コロラドスプリングス市 | ||
建築規模 | 鉄骨造 平屋建て | 延床面積 | 約7,870m2(約2,380坪) |
主要用途 | 倉庫・事務所 | 完成予定 | 2026年3月(予定) |
設計施工 | ARCO Murray Construction Company | ||
賃貸仲介 | Cushman & Wakefield Colorado Springs Commercial |