新着情報 リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰で
国土交通大臣賞を受賞

2024/11/20

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、令和6年度のリデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰において、国土交通大臣賞を受賞しました。対象となったのは「常総IC周辺地区土地区画整理事業2街区物流施設新築工事」および「4街区物流施設新築工事」の2作業所が共同して取り組んだ活動です。

本表彰は、「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会」が、3R※1に積極的に取り組んでいる団体や個人を表彰するものです。本年度は応募総数74件のうち各大臣賞として8件、協議会会長賞として6件、合計14件が表彰されました。

  • ※13R:リデュース:発生抑制、リユース:再利用、リサイクル:再生利用

受賞作業所での取り組み

取り組みを行った作業所は、茨城県常総市に大型物流倉庫を2棟建設するプロジェクトです。大型物流倉庫は施工面積が大きく※2、廃棄物の発生量が一般の建物に比べて多いため、3R活動は重要です。また、2022年に施行されたプラスチック新法では、プラスチック使用製品廃棄物(以下、廃プラスチック)の排出事業者に対して、排出の抑制および再資源化等の実施が求められています。

これらの作業所では、工事に伴い発生する廃プラスチックの減容化による排出の抑制、および高度分別による再資源化等を推進しました。減容化は、圧縮袋や自動圧縮機を用いて行いました。圧縮袋は軟質プラスチックを袋に入れ掃除機を使って中の空気を抜くことにより減容するもので、家庭における布団を圧縮する容量と同様です。自動圧縮機は太陽光発電により稼働する、軟質プラスチックを圧縮するための機械です。この機械は上部の太陽光パネルによる発電にて稼働するもので、国内における建設現場への普及は始まったばかりです。

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圧縮袋による減容
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廃プラスチック
自動圧縮機
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廃プラスチックの分別BOX(左から非塩ビ硬質プラ、非塩ビ軟質プラ、塩素系プラ)

これらの取り組みで266m2の軟質プラスチックの減容化を行い、効率的に排出しました。分別については廃プラスチックの性質に応じて、3種類(廃プラA:非塩ビ硬質プラスチック、廃プラB:非塩ビ軟質プラスチック、廃プラC:塩素系プラスチック)に高度分別しました。

廃プラスチックの減容化により、従来のまま搬出した場合に比べ運搬に掛かるCO2の排出量を2.5t-CO2、△58%削減することができました。またこの活動に加えて環境配慮型燃料や再生可能エネルギー電力を採用することで、547t-CO2のCO2排出を削減しました。

  • ※23街区物流施設が延床面積約20万m2、4街区物流施設が延床面積約16万m2

表彰式

表彰式では、国土交通大臣政務官の、こやり隆史氏より、2つの作業所を代表して髙田所長に表彰状が授与されました。

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表彰式にて左から関東支店 一瀬所長・篠原建築環境管理課主任・髙田所長