新着情報 戸田建設「土木の日」技術研究所見学会を開催

2025/01/08

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、11月18日(月)の「土木の日」にちなみ、12月9日(月)に(公社)土木学会関東支部と共催で、つくば市立沼崎小学校5年生の児童78名を当社の筑波技術研究所(茨城県つくば市)に招き見学会を開催しました。

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写真-1 施設見学会参加者の集合写真

見学会冒頭の挨拶では、田中副所長より「土木は道路、上下水道、鉄道をはじめとした身近なところで関わりがあり皆さんの生活を支えている」と土木の役割や魅力を紹介し、施設見学では児童たちに様々な施設を見学・体験してもらいました。

内容の一部をご紹介します。土木材料に関して「コンクリートを知ろう」をテーマとし、身近な電車や飛行機の重さを例に挙げながらコンクリートがどれほど丈夫で安心できる部材であるかをわかりやすく説明し、コンクリートの板を用いたコンクリート琴を児童が実際に叩いて触れてみることで、興味・関心を深めてもらいました。また「汚泥分離体験」として、杭基礎工事の技術を題材に、児童自らが計量した分離剤を汚泥に加えてかき混ぜてもらい、水と泥土にみるみる分離する様子とその効果を観察しました。

土木・建築共通の技術として「自動搬送ロボットの走行実演」では、自律移動が可能なロボットを活用した無人搬送を紹介しました。飲食店で見られる配膳ロボットを例に挙げ、建設現場ならではの重量物を搬送できる仕組みについて理解を深めてもらいました。さらに「音の不思議体験」では、お互いの話し声も聴き取れないほどに音が反響する残響室と、声を出しても音が吸収されてしまう無響室で、スターターピストルを鳴らす音や児童が一斉に大声を出した時の声量について、それぞれの部屋で音の響き方や音量が大きく変わる不思議さを体験しました。

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写真-2 コンクリート琴体験の様子
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写真-3 汚泥分離体験の様子
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写真-4 建設資材の自動搬送ロボット走行実演の様子
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写真-5 残響室内での音の反響体験の様子

当社は、子どもたちに「土木」の魅力を知り、関心を持ってもらうため、今後もこのような機会に「土木」と市民生活との深い関わり合いについて伝えていきます。