新着情報 「筑波大学附属病院・陽子線治療センター 陽子線治療棟」が 第19回キッズデザイン賞受賞

2025/11/04

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、設計および施工を手掛けた「筑波大学附属病院・陽子線治療センター 陽子線治療棟(新棟)」において、国立大学法人筑波大学附属病院、(株)日立ハイテクと協働で取り組んだ「陽子線治療における子どもの治療環境と心の支援に関する取り組み」により、第19回キッズデザイン賞を受賞いたしました。キッズデザイン賞において、陽子線治療施設の受賞は初となります。

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キッズデザイン賞とは

キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に2007年に創設されました。

子ども用にデザインされたものに限らず、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象となります。

https://kidsdesignaward.jp/

概要

陽子線治療とはがん治療の一つで、子どもや若年者に対して二次がん発生を抑制するメリットがあります。筑波大学附属病院は、その陽子線治療の先駆者として小児がん治療で国内トップクラスの実績を誇っています。新棟は、建築・運用・装置の三位一体で、小児特化の準備室や専用治具の開発、治療時間短縮等、子どもが更に安全安心に治療を受けられる環境を目指しています。

審査委員による評価コメント

がん患者の負担を抑えて治療することができる陽子線治療のための設備である。小児がん治療の子どもの心理的・身体的負担を軽減する細部への配慮に満ちた、とても重要な取組である。長時間にわたる治療へ向けたプレパレーションの工夫、装置や建築の意匠など、治療に臨む子どもの気持ちに寄り添った心配りが素晴らしい。