新着情報 筑波技術研究所に新たな実験施設が加わります 次世代の設計・施工システムと多数の最新技術を採用
2025/12/01
戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、筑波技術研究所(茨城県つくば市)において、新たな実験施設「(仮称)構造材料棟」の建設に着手しました。
本施設は2016年に始動した筑波技術研究所の新整備計画※1、2の一環であり、お客様に新たな価値を提供するため、実験施設としての機能を充実させることはもちろん、次世代の設計・施工システムをはじめとする最新技術を数多く導入しています。完成は2027年3月末の予定です。


(仮称)構造材料棟の竣工イメージ
- ※1当社リリース「高度で多様な実験に対応可能な新施設を設置-魅せる工夫を積極的に採り入れた構造・施工実験棟と音響シミュレーション棟-」
https://www.toda.co.jp/assets/pdf/20191108.pdf[PDF:248KB] - ※2当社リリース「カーボンマイナスを目指す実証オフィスの運用を開始-筑波技術研究所「グリーンオフィス棟」が完成-」
https://www.toda.co.jp/news/2021/20210830_002963.html
(仮称)構造材料棟について
本施設は、「継続」「創出」「発信」の3つのコンセプトの下、既存の材料実験棟(1985年竣工)の機能を引き継ぎつつ、多様なニーズに応えるために、材料系・土木系・施工系を中心とした実験環境の強化と十分な検証空間を兼ね備えることで、新たな価値の創出に貢献します。
また、本施設の一部には、当社が取り組んでいるIC(Industrialized Construction工業化建築※3)およびICを合理化するための設計手法であるDfMA(Design for Manufacturing and Assembly※4)を取り入れており、本施設の随所に採用された当社の最新技術と併せて、お客様に当社の開発技術の実効性と有効性を体感し、“魅”ていただける施設となります。
- ※3工業化された建築部材やユニットを工場等で製造し、建設現場で効率的に組み立てることで、品質安定・工期短縮・コスト削減・安全性向上・環境負荷低減を実現する建築手法
- ※4建築部材の製造工程での作りやすさや建設現場での組み立ての容易さを考慮した設計手法
本施設の概要は以下のとおりです。
- 構造:S造(一部RC造)
- 階数:地上3階
- 建築面積:約1,760m2
- 延床面積:約4,350m2
(仮称)構造材料棟の着工
2025年11月12日に、社長の大谷をはじめ多くの関係者参列のもと、本施設の地鎮祭を執り行いました。本施設は、2025年12月1日に着工し、2027年3月末に竣工の予定です。


今後の予定
筑波技術研究所の新整備計画では、「新本館棟」の建設も予定されています。当社はこれらの施設を有効に活用し、お客様に新たな価値を提供する技術開発に取り組んでまいります。
