新着情報 TODA BUILDINGが2026年度日本免震構造協会賞・作品賞を受賞 超高層建築における免震構造と建築デザインの総合力が国内外で高く評価

2026/06/12

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、このたび、TODA BUILDINGにおいて2026年度「日本免震構造協会(JSSI)賞※1」の「作品賞」を受賞しました。

TODA BUILDINGは、高さ約165mの超高層建築物に、RCコアウォールとアウトリガー架構を組み合わせた新たな構造形式(コアウォール免震構造)を採用しました。さらに、新たに開発した機構を含む2種類のダンパーを併用することで、幅広い領域で変位抑制性能を確保しています。加えて、コアウォール免震構造により実現した、低層部の自由度が高い空間や高層部のスレンダーな構造架構と設備フィンがリズミカルに調和した外装デザインなどが評価され、総合的に極めて優れた建築作品として選定されました。

また、TODA BUILDINGは、世界の免震・制振技術に関する優れたデザインや研究を表彰する「ASSISi Awards 2025※2」においても、先進的な構造計画と免震・制振技術が評価され、2026年2月にグランプリを受賞しています。今回の受賞により、TODA BUILDINGの総合力が国内外において高く評価されていることが示されました。

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授賞式の様子

日本免震構造協会(JSSI)賞 作品賞について

日本免震構造協会(JSSI)賞の作品賞は、免震構造等の特質を反映した格別に優れた建築物等の実現に主たる貢献を行った個人、法人及び団体に贈られる賞です。作品説明と免震・制振構造に関する課題と解決策を記載した応募資料に基づく書類審査と審査員によるヒアリングおよび現地審査を経て受賞作品が決定されます。

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TODA BUILDING(左:外観,右上:吹抜けが重層する低層部,右下:1階共通ロビー)

TODA BUILDINGの主な技術的特徴

TODA BUILDINGで採用されたコアウォール免震構造は、建物の心棒として配置するコアウォールと戸田建設が独自開発した高性能免震工法を組み合わせた、極めて高い耐震性能を備えるシステムです。

高さ約165mの超高層建築物においても優れた耐震性能を発揮できるよう、平面がH形のコアウォールを2基配置し、これにアウトリガー梁を接続して建物の変形を抑制するとともに、免震装置に生じる大きな変動軸力を制御しています。また2つのコアウォールの間には、地震時のコアウォール間の変形を利用した制振ダンパー(せん断降伏型制振梁)を設けています。さらに柱には、高い軸力に対しても柱の断面が小さくできるよう、高強度鉄骨(780/mm2級鋼材)と高強度コンクリート(設計基準強度150N/mm2)を用いた高強度CFT柱(コンクリート充填鋼管柱)を採用し、開放的な空間を創出しています。

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図:TODA BUILDINGに採用された主な技術
参考動画:コアウォール免震構造と制振構造の揺れの比較

今後の展開

当社は、今回の受賞を踏まえ、コアウォール免震構造をはじめとする最先端の高耐震技術をより多くの建築プロジェクトに提案・適用できるよう努めるとともに、今後も技術力と建築作品としての価値の両面を高めることで、安全・安心で魅力ある建築の実現に貢献してまいります。