快適な室内環境を構築する技術 タスクアンビエント空調システム

概要

人のいるときに人のいるところだけ

タスク&アンビエント空調の概念図

タスク&アンビエント空調は、作業域である「タスク域」とそれ以外の領域の「アンビエント域」を別々に制御するシステムです。タスク域は人がいるときに最適な環境を保ち、不在時やアンビエント域は環境条件を緩めることで、快適性と省エネルギーの両立を図ります。
当社では、タスク空調・アンビエント空調とも、OAフロアを利用した床吹出空調を提案しています。
また、タスク空調用吹出には開発した小型旋回流吹出口を用い、好みに応じて気流感を得られる心地良い空間を形成します。

メリット

  • 空調の風量が抑えられるので省エネルギ―になります。
  • レイアウト変更に対してフレキシブルに対応できます。
  • 旋回流を吹出すタスク空調はドラフト感を軽減します。

特徴

  • 床吹出空調は、配線を通す床下のOAフロアへ空調された空気を送り込んで各吹出口から吹出すものです。床吹出によるタスク&アンビエント空調は、天井吹出方式に比べて空調距離が短く、タスク域に直接吹出すので、無駄なエネルギーを使わずに快適な環境を実現できます。
  • タスク用吹出口はOAフロアコンセント取出口に設置するものです。オフィスのレイアウトに応じた自由な配置が可能です。
  • 旋回流を吹出すので、少ない風量でも周囲の空気を誘引しながら気流が広がり、タスク域を空調します。また、柔らかい風が居住者に当たるので、心地よく感じられます。
  • 好みに応じて風量・風向を手動または自動で調節でき、気流を必要としない場合は空調を最小限まで抑えることができます。
タスク用吹出口
タスク空調吹出気流

実績

  • 筑波技術研究所 環境技術実証棟
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論文