ICTを用いた品質管理 仮ボルト不要接合工法 「ガチャントピン」

概要

施工状況

一般的な高力ボルト継手では、ボルト1群に対して1/3程度かつ2本以上の仮ボルトを使用して、仮固定をしており、仮ボルトの取付、締付け、撤去の作業に手間がかかっていました。
本工法は、大梁鉄骨に取り付けた仮ボルト不要接合治具を柱ブラケットに差し込むだけで鉄骨柱と大梁鉄骨を仮固定するものです。
鉄骨建方にかかる高所作業を大幅に減らし、作業効率と安全性の向上につながります。

メリット

  1. 1鉄骨柱と大梁鉄骨を簡単に仮固定ができる
  2. 2仮接合(仮ボルトの取付、締付け、撤去)の作業手間を省き、鉄骨建方(大梁)にかかる作業時間を従来の約1/3に短縮できる
  3. 3高所作業の低減により安全性が向上する
鉄骨建方(大梁)の作業時間比較(吊荷旋回制御装置併用時)

特徴

  • 仮ボルト不要接合治具により、柱鉄骨と大梁鉄骨を簡単に仮固定する工法です。
  • 大梁鉄骨の上フランジに固定した仮ボルト不要接合治具の接合ピンを、柱のブラケット梁のボルト穴に差し込むことにより、接合ピンのせん断力で風荷重、地震荷重の水平力に対して抵抗します。
  • 水平力が作用すると、片側の接合ピンが抜け出す恐れがあるため、フェイルセーフとして外れ止めを設けています。
  • 水平加力実験や加振実験を行い、風荷重、地震荷重の水平力が生じても接合ピンと外れ止めが抵抗し、梁が落下しないことを確認しています。
  • 現場で採用する場合、JASS6※1に準じ、現場毎 に仮固定時の風荷重、地震荷重、積雪荷重、積載荷 重に対して、仮ボルト不要接合治具が破壊しないことを確認して、施工を行います。
梁の仮接合の流れ
  • ※110.4建方g(4)「仮ボルトの締め付けを行わない場合は、風荷重、地震荷重および積雪荷重等に対して接合部の安全性の確認を行い、その検討結果に応じた処置を施す」
関連する実績

鉄骨造(ブラケットタイプ)の大梁の接合部。大梁の仮固定。

32現場にて適用

特許・認定・認証

特許出願中

特許出願2018-46470号

意匠出願2018-8392号