山岳トンネル技術 複合地盤対応TBM

概要

複合地盤対応TBM工法

TBM(トンネルボーリングマシン)の適用を岩盤に限定せず、湧水を伴う地盤や粘性土をはさむ複合地盤へも適用可能としました。 

余野川幹線複合地盤対応型TBM

メリット

  • TBM使用によって高速掘進できます。
  • 岩盤と土質が出現する地盤において、両方の地質を連続して掘削できるため、計画上の路線長を長くすることができます。
  • 比較的良好な地山ではグリッパーの利用により、TBM推進とセグメント組立の同時作業が可能です。

特徴

  • 坑壁全周に推進反力を取る多分割方式のグリッパーを採用します。
  • 推進反力を多分割グリッパーから地山に取る場合と、推進ジャッキの反力をセグメントに取る場合の2通りを選択可能としています。
  • 比較的良好な地山ではグリッパーによるTBM推進とセグメント組立の同時作業ができます。
  • 切羽密閉式でスクリューコンベヤによる排土機構としているため、湧水時でも止水性が良く、高い施工性を確保できます。
関連する実績
  • 大阪府余野川幹線