商業施設 リーフみなとみらい

所在地 神奈川県横浜市
発注者 横浜デザインセンター
設計 三菱地所設計・戸田建設設計施工
竣工年 2004年
工事概要 新築 S造 12/4 延48,000m2
特徴 公有地を活用した、開発型証券化事業スキームによる国内初の事業ケースです。
弊社はメインテナントである大塚家具様の誘致を働きかけると共に、横浜市が実施した計画地の事業コンペに参画し、建物を建設・完成させ、建物に関する信託受益権をSPCに譲渡する役割を担いました。
設計者のコメント 横浜みなとみらい地区に建つ商業施設。SPC(特別目的会社)が証券化方式で建設したテナントビルであり、4~12階に家具店のショールーム、低層部には物販中心の店舗が配されている。
ショールームという機能と事業上の要件から、約80%という高い建蔽率が必要。そこで残りの少ない空地をグランモール側に集中してオープンスペースを生み出し、モールからの人の流れを生み出している。さらにここに面して3層吹抜けのガラスのアトリウムを設け、視覚的に街と内部を強く結びつけとともに、緩やかにカーブを描くカーテンウオールと階段のパースペクティヴ効果が、人を自然に奥へと誘うよう意図している。
基準階は、南側にコアを集約した約600坪の自由度の高い空間。事務所利用も可能とする増設用のエレベーターシャフトやペリメーター空調対応などの各種設備システムを設けることにより、将来のオフィス転用も見据えた汎用性の高い計画とした。
また外観は白を基調としたシンプルな構成とし、そのボリュームをいくつかの層状の壁に分節する事で、高層建築にあってもできるだけ人間らしいスケール感を与えるよう配慮している。

渡辺 忠
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