教育・文化施設 東京農業大学桜丘アリーナ

所在地 東京都世田谷区
発注者 東京農業大学
設計 戸田建設設計施工
竣工年 2006年
工事概要 増築 RC造 3/0 延6,721m2
特徴 大学の新しいシンボルとして計画された建物で、アリーナは3,500人を収容できます。
アリーナは2階に位置し、前面道路に面した外部階段からアプローチします。
設計者のコメント 農学および生物系総合大学のパイオニアである東京農業大学の体育館です。バスケットボールやバレーボールなどの国際試合が可能で、収容人数3,500人のアリーナは卒業式・入学式などの式典にも使用します。さらに弓道などの専門スポーツが行える総合施設として計画されました。
敷地は世田谷キャンパスのほぼ中央、桜並木のキャンパスロードに面しています。外観をレンガ調の手づくりタイルをまとったコアウォールとアルミスパンドレル、浮遊した金属屋根によって構成し、大学の伝統と先進性を表現するとともに、桜並木の外構整備と合わせてキャンパスを統合する新しいランドスケープの創出を目指しました。
構内アクセスの結節点に位置することから、大階段や切り通しを設けるなど、学生達の交流の場となる提案が盛り込まれています。
大地に根付いた4本のコアウォールと奥行き50mの大スパンを支える鉄骨のキールトラス、緩やかな大屋根によって構築した空間構成は、スポーツに象徴されるダイナミズムの論理を建築的力学の観点からストレートに表現することを意図しました。
キャンパスの新しい拠点として、また新しいシンボルとして、学生や教職員の方々に永く愛され、多くの想い出のシーンが紡ぎ出されることを願っています。

菅谷 悦和
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