オフィスビル(事務所・庁舎) ナナオR棟及びEC棟

所在地 石川県白山市
発注者 ナナオ
設計 戸田建設設計施工
竣工年 2007年
工事概要 新築 S造 6/0 延13,632m2
特徴 高性能液晶モニターの代名詞「EIZO」ブランドを送り出しているナナオの研究開発拠点として建設されました。執務スペースのフレキシビリティを確保すると共に建物としての剛性も確保しています。
竣工式の3日前に「能登半島地震」が発生しましたが、損傷はありませんでした。
設計者のコメント プロ用高性能液晶モニターの世界的なリーディングブランドである「EIZO」、そのR&Dセンターとして、また、さらにそこから派生する次代の映像技術・IT環境の総合的な研究開発の拠点として、建設されました。
建設地は金沢市と小松空港のほぼ中間、南東方向に日本三名山の一つである白山を遠望することができる位置にあります。
設計のキーワードは「柔軟」「先進」「安全」「癒し」。
レイアウト変更の頻発する業務体制に対応すべく20mのワンスパン構造とし、フレキシブルな執務空間を提供すると共に、CFT柱や変断面梁の採用により合成の確保とコストの適正化を図っています。
1階には1度に500名を収容する食堂、2階から上は各階ともに約1,500m2のワンルーム形態のワークスペースを確保しています。
研究開発に直接携わる方々の生の声を反映して、ミーティングスポット、リフレッシュコーナーなどの出会いの場を随所に設け、孤立感・閉塞感の解消を図りました。
全体的には白山山系の雄大さに呼応した、大らかな建築を心がけました。

宇井 健一郎
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