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「ロボットフレンドリー施設推進機構」の設立に参画
ウェーブガイドLANシステムを利用した
ロボットとヒトが共生できるロボットフレンドリーなオフィスビルの提案
2023/02/10
戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、(一社)ロボットフレンドリー施設推進機構(Robot Friendly Asset Promotion Association 以下、RFA)※1の設立に参画しました。当社は、建物内、特にエレベーターの利用において、自社開発技術である「ウェーブガイドLANシステム」※2を活用した、ロボットとヒトが共生できるロボットフレンドリーな環境(以下、ロボフレ環境)の実現※3を目指し、今後求められる社会のニーズに応えていきます。
- ※1あらゆるタイプの施設においてロボットの導入を実現するため、ロボットフレンドリーな環境の構築を支援する団体。
- ※2超高層ビル建設現場に安定した通信ネットワークを構築( https://www.toda.co.jp/news/2020/20200731_002763.html)
- ※3ロボットの導入にあたり、ユーザー側の業務プロセスや施設環境をロボット導入しやすい環境へと変革すること。
背景
RFAは、オフィスビル等の施設内において、「サービスロボットの導入」と「ロボフレ環境の構築」を支援するため、2022年9月に発足しました。搬送・掃除・警備などの機能をもつサービスロボットが円滑に活動するためには、エレベーターや扉をヒトと共同して利用することが求められます。しかし、Wi-fi電波が届かないエレベーター内においては、サービスロボットを制御することが出来ないため、ヒトと同乗するには様々なリスクが伴います。このため、ロボフレ環境の構築には、エレベーター筐内へ安定したWi-fi電波を届ける技術的課題がありました。
ロボットフレンドリーなオフィスビル環境の概要
当社が開発した技術である「ウェーブガイドLANシステム」は、エレベーター内に安定したWi-fi電波環境を構築することが可能です。これによりサービスロボットは、エレベーター内においても、Wi-fi電波を通じて制御されるため、ヒトと安全に同乗することが可能です。建物全体でシームレスなWi-fi環境を整えることで、場所や時間を問わずロボットとヒトの共存が可能となり、ロボフレ環境の様々な可能性が広がります。
今後の展開
今後、当社はRFAの参画企業として活動を推進していくとともに、2024年秋に完成予定の新社屋ビルでは、完成以降継続的に新しいロボフレ環境を整備し、メンテナンス業務の活用にとどまらない、ロボットとヒトの新しい共存スタイルの実現を目指します。そのために、様々なロボットを取り扱う会社様とパートナーシップを構築していきたいと考えています。