新着情報 CDP 「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」(最高評価)に3年連続で選定

2023/03/24

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、環境評価を行う国際的な非営利団体CDP※1(本部:ロンドン)から、サプライヤー・エンゲージメント評価※2において、最高評価であるサプライヤー・エンゲージメント・リーダーに3年連続で選定されました。2022年度は気候変動に関するサプライヤーへの働きかけについて評価された企業の上位8%が、サプライヤー・エンゲージメント・リーダーとして評価を受けました。なお、当社はCDP 2022気候変動も最高評価のAリストに選定されています※3
当社は、経営上の重要課題の一つに「脱炭素社会の実現」を特定し、サプライチェーンを含む温室効果ガスの削減に取り組んでいます。
当社の事業活動における温室効果ガスの排出は、大部分がスコープ3によるものです。その60%以上は、当社が施工してお引き渡しした建物の運用段階の排出が該当し、当社ではその削減に向けてZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の技術開発等に取り組みお客さまへご提案しています。
一方で、サプライチェーンの上流においても、温室効果ガスの30%以上が排出されます。建物のライフサイクルにおけるその評価方法に関する議論が進む中、当社では様々なサプライヤーと協働した低炭素建設資材の開発・活用等を通じてお客様の脱炭素を目指した取り組みに貢献しています。
その事例として、当社では2022年10月に環境配慮型のコンクリート「スラグリート※4を建設中の新社屋「TODA BUILDING」に適用しました。「スラグリート」は普通コンクリートと比較してCO2排出量を約65%削減することができます。引き続きコンクリート製造会社との連携を深め、利用を拡大していきます。
また、当社では建築物への木材利用の推進に積極的に取り組んでいます。今後は木材の上流のサプライチェーンについても、これまで以上にエンゲージメントを深めていく必要があると考えています。
戸田建設グループは、これからもサプライチェーンにおけるすべてのステークホルダーと持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。

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  • ※1CDPは2000年に設立された非政府組織(NGO)。CDPが運営するグローバルな環境情報開示システムを通じて、2022年には世界で約20,000の組織がデータを開示している。
  • ※2サプライヤー・エンゲージメント評価は、CDP気候変動質問書の中から「ガバナンス」「目標」「スコープ3排出量」「サプライヤーとのエンゲージメント」「質問書全体の回答スコア」について評価される。
  • ※3CDP 2022 気候変動で最高評価のAリストに選定 -ゼネコンで唯一の5年連続Aリスト-

    https://www.toda.co.jp/news/2022/20221215_003152.html

  • ※4西松建設(株)と共同で開発した高炉スラグ微粉末高含有コンクリート(NETIS登録番号:QS-210008-A)。