新着情報 CDP 2023 気候変動で最高評価のAリストに選定 ゼネコンで唯一の6年連続Aリスト

2024/02/13

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、環境評価を行う国際的な非営利団体CDP(本部:ロンドン)から、「CDP 2023気候変動Aリスト」に選定され、気候変動に対する活動と情報開示において世界的な先進企業として評価を受けました。
2023年は、世界で346社、日本では当社を含む109社が気候変動Aリストに選定されました。当社は2018年以降、6年連続での気候変動Aリスト企業であり、これはゼネコンでは唯一、日本企業全体でも9社のみとなります。

戸田建設の取り組み

当社は、2050年までに事業活動における温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指し、サプライチェーン全体での気候変動対策に取り組んでいます。建築物は長期間にわたり使用されるため、建築物のライフサイクル全体での環境対応が必要です。そのため再エネを活用した施工や省エネ設計に加え、製造段階※1での温室効果ガス排出量の少ない環境配慮型資材の採用等、ライフサイクルの様々な段階での対策が求められます。
環境配慮型資材については、温室効果ガス排出量を含む環境データを定量的に把握することが重要で、その仕組みがEPDです※2。当社では2023年4月に高炉スラグ微粉末を用いた環境配慮型コンクリート「スラグリート®70」のEPDを取得しました※3。当社はEPD取得製品の拡大に貢献すると共に、これらの製品をお客様に採用していただくことで気候変動対策に継続して取り組んでいきます。

CDPについて

CDPは、2000年に設立された英国の非政府組織(NGO)であり、グローバルな環境情報開示システムを運営しています。2023年には、世界の時価総額の3分の2に相当する23,000社以上、1,100以上の自治体を含む、世界で24,000を超える組織がCDPの質問書を通じて環境情報を開示しました。そしてCDPのスコアはサステナブルでレジリエント(強靭)な経済に向けた投資や調達の意思決定に広く利用されています。

20240213_01.png
  • ※1建設資材の「原材料調達~輸送~製造」段階における温室効果ガス排出量。
  • ※2EPD(Environmental Product Declarations)はISO14025に準拠したタイプⅢ環境宣言で、製品・サービスの原材料調達から 廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体における環境負荷の定量的開示を行うもの。国内では、(一社)サステ ナブル経営推進機構(SuMPO)が日本のEPDプログラムとして、SuMPO環境ラベルプログラムを運営している。

    https://ecoleaf-label.jp/

  • ※3環境配慮型コンクリート「スラグリート®70」がエコリーフを取得

    https://www.toda.co.jp/news/2023/20230418_003199.html