新着情報 建物解体工事において解体廃材の高度な資源循環を実現 解体廃材を当社の新研究棟で再生利用
2026/03/26
戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、東京建設会館※1の移転に伴う旧建物(東京都中央区)の解体工事(発注者:戸田建設(株)、元請:ゼクオス(株))で発生する解体廃材について、高度な資源循環の取り組みを進めています。
今回、旧東京建設会館の解体工事において、通常は埋め立て処分されてしまうケースも多い解体廃材を含め、建設廃棄物における資源循環ルートを構築しました。さらに水平リサイクル※2を実施した一部の建材を、新築工事中の当社筑波技術研究所(仮称)構造材料棟で採用します。
建設廃棄物のリサイクル率は、1990年代の60%程度に対して近年では95%を上回る水準まで向上しています。しかしながら、これらの中にはカスケードリサイクル※3や熱回収等も多く含まれるため、建設業ではサーキュラーエコノミー実現に向けた、より一層のリサイクルの「質」の向上が求められています。
当社では、今回の取り組みを通じて構築した資源循環ルートを、今後の建設廃棄物の資源循環に活かすと共に、顧客への積極的な提案によりサーキュラーエコノミーの実現を目指します。
- ※1(一社)日本建設業連合会や(一社)全国建設業協会等の拠点施設
- ※2使用済製品を原料として、同一種類の製品を製造するリサイクルのこと
- ※3性質の劣化・変化を伴い、段階的に異なる製品や素材へ再生すること

建物概要
解体建物
| 建物名称 | 旧 東京建設会館 | 所在地 | 東京都中央区八丁堀二丁目5番1号 |
|---|---|---|---|
| 構造・階数 | RC造・地上8階/地下2階 | 延床面積 | 10,107.48m2 |
| 竣工 | 1955年5月 | 解体工期 | 2025年10月~2026年11月 |
新築建物
| 建物名称 | (仮称)構造材料棟 | 所在地 | 茨城県つくば市要315(筑波技術研究所内) |
|---|---|---|---|
| 構造・階数 | S造(一部RC造)・地上3階 | 延床面積 | 約4,350m2 |
| 設計・施工 | 当社 | 竣工 | 2027年3月(予定) |
表. 各解体廃材における取り組み概要
| 解体廃材 | 取り組み概要 |
|---|---|
| アルミサッシ | サッシtoサッシの実現 (株)LIXILのリサイクルアルミサッシ製造のサプライチェーンを活用し、アルミ廃材を水平リサイクルして、(仮称)構造材料棟のサッシとして採用します。 |
| 塩ビクロス | 「サイレントドロップ® ※6」の原材料に初めて解体廃材を活用 解体建物から回収した使用済みの塩ビクロスから、フクビ化学工業(株)と当社の共同開発製品であるサイレントドロップ®を製造し、(仮称)構造材料棟に採用します。 |
| 石膏ボード | 石膏ボードの水平リサイクルを実施 チヨダウーテ(株)は、(株)トクヤマ・チヨダジプサムが再資源化したリサイクル石膏100%使用の石膏ボードを製造しています。解体建物では、石膏ボード廃材を(株)トクヤマ・チヨダジプサムに処理委託し、(仮称)構造材料棟では「チヨダサーキュラーせっこうボード※7」を採用します。 |
| 板ガラス | 建築用板ガラスの水平リサイクル実証実験を実施 従来、解体建物の板ガラスの多くは埋め立て処分されてきました。今回、廃板ガラスを回収し、(一社)板硝子協会と建築用板ガラスへの水平リサイクルの可能性を確認しました。 |
| タイルカーペット | タイルカーペットのリユースを実施 解体建物で発生した廃タイルカーペットの内、状態の良いもの(約700m2)を郡リース(株)が回収しました。今後、建設現場の仮設事務所でリユースします。 |
| 鉄スクラップ | 鉄スクラップの循環リサイクルの実施 解体建物で発生する鉄スクラップについて、東京製鐵(株)と建築用鋼材への循環リサイクルルートを構築しました。 |
- ※6粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ®」
- ※7石膏ボード廃材を再資源化したリサイクル石膏を100%使用したチヨダウーテ(株)の石膏ボード
