コンクリートの品質向上 ハイグリップ・メタルバンド

概要

コンクリート構造物の長寿命化のため、耐久性向上技術が求められており、コンクリートのひび割れ抑制は重要な課題になっています。当社では経済的なひび割れ抑制材料として穴あき帯状鋼板によるひび割れ抑制材料(ハイグリップ・メタルバンド)を開発しました。
ハイグリップ・メタルバンドは、厚さ0.6mm、幅130mmの溶融亜鉛メッキ鋼板に、直径40mmの穴をあけたものです。これをコンクリート構造物に設置し、ひび割れの抑制を図ります。
コンクリート構造物の乾燥収縮クラック対策として実績があり、トンネルの覆工コンクリートではインバートの拘束によるクラック対策として使用されます。

ハイグリップ・メタルバンド
覆工コンクリートへの設置状況

なお、本技術はNETIS登録済み(KT-170094-A)、特許取得済み(特許第6267495号)です。

販売店

ニスコテック株式会社
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町17番1号 箱崎リージェントビル2階
TEL:03-5642-3313

メリット

  • ハイグリップ・メタルバンドを取り付けることにより、コンクリートの配合を変えずに、ひび割れ対策をすることができます。
  • 穴を通して鋼板とコンクリートが一体化し、引張強度が向上することにより、ひび割れの発生を抑制することができます。
  • より大きな引張り応力に対しては、じん性の向上、ひび割れの分散、ひび割れ幅の抑制を図ることができます。
  • 軽量(260g/m)でありながら、適度な剛性を持ち、コンクリート打設時に変形しにくいため、鉄筋に固定する箇所数を少なくすることができます。

特徴

ハイグリップ・メタルバンドの効果

本材料を設置した試験体の割裂引張強度試験によりますと、引張強度が29%増加しています。これにより乾燥収縮による引張応力に抵抗します。

割裂引張試験状況
割裂引張試験結果

乾燥収縮ひび割れ試験では、コンクリートの乾燥収縮時の変形を拘束し、強制的にひび割れを発生させます。試験の結果、本材料を設置することによりひび割れの発生時期が遅くなり、ひび割れ幅も小さくなることから、ひび割れ抵抗性が向上することがわかりました。

乾燥収縮ひび割れ試験状況
乾燥収縮ひび割れ試験結果

ハイグリップ・メタルバンドの設置方法

鉄筋に直接結束線で取り付けます。覆工コンクリートの無筋区間の場合は支持部材を設置し、それに取り付けます。軽量(260g/m)で適度な剛性を有するので、取り付けが容易です。

風力発電基礎への適用例
構造物への適用例
覆工コンクリート(無筋区間)への適用例
関連する実績
  • 東日本高速道路(株)天神堂トンネル
  • 長野県祖山トンネル
  • 国土交通省中国地方整備局矢口排水機場
特許・認定・認証

特許第6267495号

NETIS登録 :KT-170094-A