建物の安全・安心を支える技術 低収縮高耐久性コンクリート
概要
- 公共建築物、3世代住宅など
長寿命なRC造を提供致します -
当社が開発した高耐久性コンクリートは、収縮低減剤を有効に利用し、ひび割れ低減と耐久性能の向上をはかり、100年以上の性能維持を可能にしたコンクリートです。
高耐久性コンクリートは、構造物の品質向上と長寿命化を実現し、維持管理や補修の低減、資源の有効活用などから環境問題にも貢献します。
特徴
- ひび割れを低減し、中性化速度を抑制し、耐凍害性のある「高耐久性コンクリート」です。
- 「高耐久性コンクリート」は、収縮低減剤を適正使用することにより乾燥収縮を低減し、ひび割れを大幅に抑制できます。更に、石灰石骨材・膨張材を併用し、乾燥収縮率を最大75%程度低減した「低収縮コンクリート」とすることも可能です。
- 設計基準強度30~40N/mm2の強度領域を想定しています。
- 100年経過後の中性化深さを30mm以下に抑制し、中性化による鉄筋腐食を100年以上の長期にわたって防止することができます。
- ※当社の高耐久性コンクリートは西松建設(株)との共同研究で開発しました。
低収縮性能
技術詳細
耐久性に関する試験を実施し、必要な性能を確認しています。
施工管理
コンクリート工事に関する品質管理システムに準拠した施工を行い、高品質な躯体を施工します。
コンクリート品質管理システム
- 調合
- アルカリ骨材反応によるコンクリート劣化を防止するために、生コンクリート工場の選定に先立ち、使用骨材のアルカリ骨材反応の有無を確認します。
- 配筋
- コンクリートの中性化を抑制するために、スペーサーを適切に配置し、適正な鉄筋のかぶり厚さを確保します。
- 打設
- 密実なコンクリートを施工するために、1日のコンクリート打設量の上限を設け、無理のないコンクリート打設を行います。
- 養生
- コンクリート打設後の適切な型枠存置期間の確保や、スラブコンクリート打設後の散水養生を徹底して行います。
適用例
その他適用例
病院、事務所 他
関連する実績
- 戸田建設技術研究所音響棟の残響室
- 早稲田大学キャンパスD棟
- 戸田建設筑波技術研究所環境技術実証棟
- 戸田建設筑波技術研究所複合実験棟
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