安全を確保する補強技術 RMブロック耐震壁工法

概要

RMブロック耐震壁

RM1ブロック耐震壁は簡易に短工期で且つ建物を使用しながら耐震補強を行う工法です。 建物と増設する壁の接合部には、従来のあと施工アンカー工法に替わって鋼管コッター工法※2を使用するため、低騒音・低振動・低粉塵の環境に配慮しています。 従来のRC耐震壁と同等の強度を有しながら型枠工事の大幅な削減を可能にしています。

  • ※1RM(Reinforced Masonry):鉄筋コンクリート組積造

メリット

  • 人の手で持ち運びが可能なブロックで構成しているため、静かに、省スペース、短工期で耐震補強工事が行えます。
  • 型枠工事や大掛かりなコンクリート打設ポンプ車が必要無いため、低騒音・低振動・低粉塵での施工が可能のため、営業中でも耐震補強が可能です。

特徴

  • 間接接合部に鋼管コッター工法を用い、RMブロック、鉄筋、および高靭性モルタル※3で構成された耐震壁です。
  • ブロックが型枠を兼ねるため、型枠材や仮設資材が必要な型枠工事を省略することで、廃棄物を大幅に削減し、地球環境の保護に貢献します。
  • ブロック内部に高靭性モルタルを充填することで割裂補強筋を配筋する必要がありません。
  • 開口部用ブロックを用いて、耐震壁に開口※4を設けることも可能です。
営業をしながらでの補強工事例
  1. ※3高靱性モルタル:高強度モルタルに繊維を混入した高強度繊維補強モルタルです。
  2. ※4各建物や補強部位によっては、開口部を鉄筋コンクリート造にする場合もあります。
RMブロック耐震壁工法の構成
RMブロック組積状況(例)
関連する実績

全25件

特許・認定・認証

本工法は2012年3月8日に財団法人日本建築総合試験所より、建築技術性能証明(GBRC03-04号改5)を取得しています。

特許取得済(特許第552045号)

「GBRC性能証明第03-04改6」を取得済み。