新着情報 アグリサイエンスバレー常総における
温浴施設「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」の開業、災害協定の締結
常総市にて地域活性化拠点の拡充と災害時支援を両立

2024/11/25

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)と戸田建設グループ会社の東和観光開発(株)(本社:山口県大島郡、社長:小林 岳志)、及び(株)SAKURA PIRATES(所在地:埼玉県さいたま市、代表取締役:酒寄 学)は、当社がPPP事業協力者として参画する「アグリサイエンスバレー常総(茨城県常総市)」において温浴施設の「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」を2024年11月23日(土)に開業いたしました。合わせて、「災害時における入浴施設等の提供に関する協定」を常総市と締結したことをお知らせいたします。

20241125_01.jpg
「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」施設外観写真

開業について

本施設は、2023年5月にまちびらきを迎え、常総市の新たな地名となった「むすびまち」にある「TSUTAYA BOOKSTORE常総インターチェンジ」「道の駅 常総」に隣接し、圏央道「常総インターチェンジ」直近のアクセス抜群の場所に、「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」として開業します。

名称、ロゴに込めた想い

施設名は本年8月に名称募集を行い、ご応募いただいた名称の中から、「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」に決定いたしました。「お湯」は温泉のお湯を表し、「むすび」は23年春に命名された常総市の新しい町名「むすびまち」と、「蒸す(サウナ)」をリンクさせております。

ロゴについては、多くの人が交流する「地」である「アグリサイエンスバレー常総」に新たな温浴施設というランドマークが開業することにより、普段は点在している「人」「もの」「こと」を一つの「ゆ」で結びつなげることを造形コンセプトとしました。平仮名の「ゆ」をモチーフにしたタイプフェイスに「結ぶ」という意味を持たせ、色合いは、常総市の「花」である桜の「ピンク色」、温浴施設の熱をイメージする「赤」。そこに類似した1色の「朱」を用いることでより立体的な造形としました。

20241125_02.jpg
「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」店舗ロゴ

施設概要

コンセプトは「田園の中のプチリゾートSPA&SAUNA」。
裸浴室には敷地地内で掘削した天然温泉、天然温泉に炭酸ガスを溶け込ませた高濃度炭酸泉、天然地下水の水風呂、高温サウナをご用意しています。さらには、裸浴室とは別に、男女いっしょに楽しめるサウナスパエリアとして、関東最大級のホール型サウナ(約60名収容)やウィスキング専用のサウナやアウフグース・セルフロウリュウも可能なサウナなど合計8室のサウナ室をご用意しています。(1室のみ貸切可能)水風呂の苦手な方にも楽しめるクールルームや田園風景を一望できるテラスを整備し、贅沢なととのいの時間を提供します。

レストランでは、自家製唐揚げ、石焼麻婆豆腐、茨城県産納豆を使った創作メニューなど、こだわりの料理の数々や、茨城県を代表する常陸野ネストビールの生ビールや各種クラフトビールもご用意しています。2Fのサウナバーでは、オリジナルサウナドリンクやノンアルコールカクテル等もお楽しみいただけます。(詳しくは公式HPをご覧ください。

「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」公式HP https://www.oyumusubi.com/

また、省エネや環境への配慮をした各設備を導入しております。屋根に設置した太陽光パネルで発電した電気を自家利用する他、昨今の温泉サウナ施設では珍しく、バッグフィルター濾過器を導入しています。一般的に使用される砂濾過器では避けられない配管洗浄の「逆洗」を行わないことにより水道使用量の大幅削減が期待できるほか、砂濾過と比べ性能が変わらないバッグフィルター濾過器を使用することで、配管洗浄効果を維持します。

20241125_04.jpg

災害時における入浴施設等の提供に関する協定の締結

本施設は2024年11月21日(木)に常総市(市長:神達 岳志)と「災害時における入浴施設等の提供に関する協定」を締結いたしました。本協定は、常総市内において地震、台風、土砂災害等による大規模災害が発生した場合、市からの要請によりお風呂を被災者に対して提供し、被災した市民の健康及び清潔な生活環境の保持、被災時の精神的ケアを行うことを目的として、締結するものです。

20241125_10.jpg
協定締結式(左から植草副社長、神達市長、小林社長)

再生可能エネルギー活用により二酸化炭素(CO2)排出量削減に貢献

当社グループは、2050年に向けて目指す経営の姿を「サステナビリティビジョン2050」として定め、2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、「脱炭素社会の実現」を取組テーマの一つとして掲げております。

本施設ではオンサイトPPA※1モデルによる太陽光発電設備を導入し、再生可能エネルギーの活用に取り組んでおります。施設屋上に225枚の太陽光パネルを設置し、パネル容量127kWとなる太陽光発電設備を導入しました。本設備の稼働により発電される電気(再生可能エネルギー)をPPA事業者であるかんとうYAWARAGIエネルギー(株)(本社:栃木県足利市、社長:三村 挑嗣)より購入し、自家消費します。設置したパネルの年間想定発電量は約125MWhで、本件による二酸化炭素(CO2)排出量削減効果※2は年間約55t-CO2となる見込みです。

  • ※1PPA:Power Purchase Agreementの略。電力需要家が発電事業者と直接長期間の電力購入契約を締結する仕組み
  • ※2二酸化炭素(CO2)排出量削減効果:環境省の2022年度実績における電力の全国平均係数0.000438(t-CO2/kWh)を用いて計算
20241125_05.jpg
屋上 太陽光パネル

取り組みの背景

<アグリサイエンスバレー常総とは>

アグリサイエンスバレー常総は、圏央道常総インターチェンジの周辺約45haにおいて、常総市と戸田建設および地権者が「農業の6次産業化」をテーマにPPP(公民連携)で推進している「食と農と健康の産業団地」です。

2023年4月に開業した道の駅常総では開業から1年間で、目標の2倍にあたる200万人以上の来場者が訪れ、地域創生のまちづくりを実現しています。本施設はアグリサイエンスバレー常総で推進する農業6次産業化のうち、多様なお客様が集う3次産業の場を更に拡充することで、常総市の活力ある個性豊かな地域社会の形成・発展に貢献してまいります。

【参考動画】