新着情報 山形県酒田市との地域創生に関する包括連携協定の締結 酒田市における官民連携での地域活性化事業の推進
2025/06/06
戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)と山形県酒田市(市長:矢口 明子)は「地域創生に関する包括連携協定」を締結いたしました。本協定は、酒田市の歴史、文化、地域特性等を活かし、かつ1次産業から3次産業までの幅広い分野で包括的な連携(「6次産業化」)を図り、酒田市の地域振興、活性化並びに魅力向上を目指すとともに、当社が構想する未来のまちづくり「SECC(スマートエネルギーコンプレックスシティ)事業」の具現化への機会創出を目的に、締結するものです。当社は2025年6月2日に取得した「旧かんぽの宿 酒田」を中核に地域活性化事業を推進いたします。
協定締結式(左:酒田市 矢口市長、右:当社 執行役員副社長 植草)
包括連携協定締結の背景
酒田市は、豊かな自然環境、美しい景観、そして歴史的文化資源に恵まれており、地域産業や観光、まちづくりなど様々な分野で地域活性化に取り組んでいます。一方で、少子高齢化や人口減少といった社会課題に直面し、地域経済の持続的な発展や地域コミュニティの共助(地域の支え合い)機能の低下が課題となっています。
当社は、ノウハウやリソースを活かし、自治体や地域と連携し社会課題解決型のまちづくりを進めてまいりましたが、「未来ビジョンCX150」において、これまで培った実績ノウハウを多方面に展開し、脱炭素社会の実現、地域経済の成長への貢献など、ESG・SDGs経営を意識した投資活動を実施することを事業戦略に位置づけております。
今般、酒田市と当社は、目指す方向性が一致していることから、包括連携協定を締結することとなりました。
官民連携分野について
- 地域資源や観光資源の活用に関すること
- 市の公共施設や、遊休施設などを活用した事業検討に関すること
- 関係人口、交流人口も含めた地域の人口増加への貢献に関すること
- 事業への参画に同意する地域の企業と当社及び酒田市とのコラボレーションによる事業実施及び新規事業の創出に関すること
- 酒田市民、酒田市内の企業及び周辺自治体との親和性、共生に貢献できる事業の創出に関すること
SECC事業について
「SECC(スマートエネルギーコンプレックスシティ)」 は、当社グループが提唱する、未来の都市構想です。本構想の実現にむけて、地域との連携・協調に基づき、環境エネルギーを軸とした社会課題解決型のまちづくりをすすめていきます。
「SECC(スマートエネルギーコンプレックスシティ)」 概念図
当社の地域創生事業の実績
アグリサイエンスバレー常総
アグリサイエンスバレー常総は、圏央道常総インターチェンジの周辺約45haにおいて、多数の地権者が所有する農地を集約し大区画化すると同時に、生産・加工・流通・販売まで一気通貫した事業施設を整備。農業6次産業化による地域活性化を実現するまちづくりです。当社は事業の構想段階から地域に入り、市、地権者と3者で官民連携事業(PPP協定)を結び事業を推進しました。
2023年春に開業した道の駅常総及びTSUTAYA BOOKSTORE常総インターチェンジには開業から1年間で、目標の2倍にあたる200万人以上の来場者が訪れ、地域創生のにぎわい作りを実現しています。
【参考動画】
- BSテレ東「サステナビリティの知恵」
https://www.youtube.com/watch?v=5R9_nXOs-hU - 戸田建設の事業紹介:新事業「農業6次産業化による地方創生事業」
- アグリサイエンスバレー常総(茨城県常総市)が第11回プラチナ大賞で大賞・総務大臣賞を受賞