新着情報 セグメントリング間締結「ハイグリップアンカー継手®」をNETISに登録 シールドトンネルの漏水リスクを低減する高締結力のワンパス型継手
2026/08/25
戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、日本ヒューム(株)(本社:東京都港区、社長:増渕 智之)と共同開発した「ハイグリップアンカー継手® ※1」を、国土交通省が運用する「新技術情報提供システム(NETIS)」に登録しました。
ハイグリップアンカー継手® は、シールド工事用RCセグメントをトンネル軸方向に押し付けるだけで組み立て可能なワンパス型のリング間継手であり、高い締結力によりセグメントリング間の一体性を高め、シールドトンネルの品質向上に寄与します。今回のNETIS登録を契機として、本技術の現場適用を積極的に推進してまいります。
- 1技術名称:セグメントリング間締結「ハイグリップアンカー継手」
- 2NETIS登録番号:KT-260009-A
- ※1「ハイグリップアンカー継手® 」の開発に関するニュースリリース:シールドトンネルの品質向上に寄与

ハイグリップアンカー継手® の特長
シールドトンネル用RCセグメントの組み立てでは、これまでボルト・ナットによる締結が多く用いられてきましたが、ボルトの増し締めやボルトボックスの充填作業といった後施工に時間を要することなどが課題でした。ハイグリップアンカー継手®は、受入側定着筋の先端にテーパー状に加工された受け入れ部を有しており、挿入時にコーンにより拡げられた軸部材の短冊部と噛み合うホールインアンカーの原理を応用しています。シールドジャッキを用いてトンネル軸方向にセグメントを押し付けることで締結を可能とする技術で、作業効率を向上させながら、高い締結力を発揮できる点が特長です。
- セグメント間の引き抜き力に対する抵抗力は従来比約1.5倍、強固な締結性能を保有
- 高い初期剛性により、締結直後から緩みを抑制し、漏水リスクの低減に寄与
- 中心軸から最大3mmまでの偏心に対し、座屈等の不具合なく嵌合可能
- 手作業によるボルト締め不要で、施工の自動化・省人化に寄与
- 組み立て時間の短縮やボルトボックス充填不要による工期短縮(約40%)を実現
また、同じくワンパス型のセグメント間継手「ハイタッチアンカー継手® ※2」と組み合わせることで、さらなるコスト低減が図れます。
- ※2「ハイタッチアンカー継手®」の開発に関するニュースリリース:シールドトンネルの荷重作用時のひび割れ発生を抑制する新型継手を開発
今後の展開
当社は、トンネルの品質向上や工期短縮、コスト低減が図れる技術として、発注者や施工現場へ積極的に提案し、現場適用を進めてまいります。
