環境 いきものと共に生きる環境を創ります

造成工事における猛禽類の保全事例

ドローンによる定点観測の様子

生態系ピラミッドの頂点に君臨する猛禽類は、地域環境の指標種として重要です。猛禽類が生息する地域での工事では、ヒナが育つまでの数ヶ月間は、小型バックホウの採用、騒音対策型ダンプの採用等の騒音対策やクレーンを空から見て違和感のない色彩にする、高さに配慮する等の取組みを行っています。営巣木に対してドローンなどで定点観測を行いながら、猛禽類への影響を最小限にしています。

河川工事におけるレッドリストのビオトープでの再生事例

塩性湿地をビオトープに移行する様子

東日本大震災により被災した二級河川の堤防復旧工事において、堤防工事と並行して、レッドリストに登録されている希少植物(ウミミドリ、オオシバナ)・底生生物(カニ類)が生育・生息する塩性湿地を、ビオトープに移行・再生しました。外部学識者の指導を頂きながら、移植先の環境が適さなかった場合も想定し、3ヵ所に分散移植する等、リスクを低減する等の工夫も行いました。

トンネル工事における底生動物類の保全事例

移植の様子

トンネルの工事用道路に隣接する一般河川において底生動物が74種確認され、工事が生息地へ影響を及ぼす可能性があることから、専門家の助言の基、移植等の環境保全措置を行いました。移植先の同種の個体の保護のため、石や樹木の補充や伝染病予防のための夏季移植に努めました。

環境の技術

技術・実績に関するお問い合わせ