新着情報 経済産業省主催「令和5年度 ロボフレ事業報告会」にて発表 労働力不足の解消、作業効率の向上に大きな期待

2024/03/06

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、ALSOK(本社:東京都港区、社長:栢木 伊久二)と共同で、「令和5年度 ロボフレ事業報告会」にて、昨年12月に実施した「ロボットとセキュリティ扉の連携に関する実証実験※1」に関する成果を発表しました。

背景

経済産業省は、令和元年度より「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」を通じて、事業者によるロボットフレンドリーな環境構築のための研究開発等を支援しています。「令和5年度 ロボフレ事業報告会」はこの成果を発表するイベントです。当社はALSOKと共同で、本事業の採択を受け、「ロボットとセキュリティ扉の連携に関する実証実験」を昨年12月に実施し、その成果を発表しました。

テーマ: 令和5年度 ロボフレ事業報告会~ロボットが活躍するビルの環境、最前線~
日時: 2024年3月5日
場所: NECネッツエスアイ(株)本社ビル
主催: 経済産業省、(一社)日本ロボット工業会
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当日の写真

実証実験の概要

当社筑波技術研究所において、3つのセキュリティ扉(自動ドア・フラッパーゲート・電気錠扉)と2台のロボット(①REBORG-Z※2、②PUDU CC1※3)が、共通のインタフェイス※4を活用してセキュリティ扉の開閉を制御する「出入管理サーバー(Ville-feuille®※5)」と連携動作させることで、2台のロボットはセキュリティレベルの異なるエリア間を自律移動しました。実証実験では、ヒトとの共存や災害時の対応も含めたシナリオを基に、ロボットと出入り管理サーバーの連携を確認しました。

  • ※2警備・案内を行う。ALSOK社提供。
  • ※3清掃を行う。NECネッツエスアイ社提供。
  • ※4RFA B 0002 ロボット・セキュリティ連携インタフェイス定義。
  • ※5「Ville-feuille®」は三菱電機ビルソリューションズ(株)の商標です。
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2台のロボットが順番にフラッパーゲートを通過(左:同方向、右:逆方向)

今後について

当社は、ロボットとヒトの最適な共生空間を創造する『ロボットフレンドリービルディングデザイン』というビジョンを掲げ、この分野のリーディングカンパニーを目指しています。※6,7当社は、(一社)ロボットフレンドリー施設推進機構への参画企業として通信規格の標準化に積極的に取り組むとともに、今後も『ロボットフレンドリービルディングデザイン』構築に向けて更なる努力を重ねて参ります。

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『ロボットフレンドリービルディングデザイン』概要図