社会 労働安全衛生管理

安全性ナンバーワン企業への取り組み

安全衛生方針

当社は労働災害・事故および公衆災害の防止は、当社の存続と発展にとっての絶対条件と捉えています。人命尊重の原点に立ち、安全をすべての企業行動における「中心的価値」であると捉えて安全衛生を確保し、働き方改革にも留意し、誇りを持って働ける職場環境の形成に努めています。

図-1 安全衛生方針

安全成績

2022年度の度数率は、0.40となりました。また、3年度連続で「死亡・重大災害ゼロ」を達成しました。2023年度は、目標達成(0.20以下)に向けて、すべての事業活動において、労働環境整備のフロントローディングを推進するとともに、安全性ナンバーワン企業を目指します。

安全成績データはこちら

労働災害発生度数率の推移
労働災害発生度数率の推移
死亡労働災害発生件数の推移
労働災害発生件数の推移

当社従業員死亡件数

2020年度 2021年度 2022年度
正規社員 0 0 0
契約社員 0 0 0

工事協力会社死亡件数

2020年度 2021年度 2022年度
協力会社 0 0 0

再発防止対策の立案と展開

  • 重大事故(致死)の発生件数

戸田建設グループでは、3年度連続で死亡災害ゼロを継続しています。発生した労働災害については、ヒューマンエラーの12分類に基づいて要因の分類を実施し、「人的・物的・管理的要因並びに元請責任」を整理し、的確な対策の策定に努め、労働災害の再発防止を図っています。

2020年度 2021年度 2022年度
国内工事 0 0 0
戸田建設グループ連結会社 0 0 0
海外受注工事 0 0 0

安全性向上に向けた取り組み

  • 安全文化の定着

戸田建設グループは、「Safety is not just a priority but a CORE VALUE(安全は単なる優先順位ではなく中心となる価値である)」という考え方に基づき、より川上にあたる営業や設計活動といった初期段階から、安全を中心に据えた取り組みを実践することにより労働環境整備のフロントローディングを推進して、労働災害の撲滅に取り組んでいます。

安全は中心となる価値である(コアバリューポスター)
安全は中心となる価値である(コアバリューポスター)
  • マネジメントシステムの維持と推進

2003年に労働安全衛生マネジメントシステムを導入し、協力会社とともに自主的な安全衛生管理活動を展開しています。労働災害防止の基本であるリスクアセスメントの更なる充実を図るため、戸田建設労働安全衛生マネジメントシステム(TODA-OHSMS)の改善を継続的に推進しています。

戸田建設労働安全衛生マネジメントシステム解説編(改訂第6版)

戸田建設労働安全衛生マネジメントシステム解説編(改訂第6版)
  • ISO45001認証事業所

2020年12月にタイ戸田建設でISO45001の認証を取得し、現地スタッフとともに自主的な安全衛生管理活動を展開しています。

ISO45001_2018(認証番号OHS725497)
ISO45001_2018(認証番号OHS725497)
  • 取締役会による安全衛生の監督体制

当社では、社長の委嘱を受けた取締役(または安全管理統轄部長)が、全社的な安全衛生管理の推進を担当しています。また、取締役、執行役員、労働者代表等から組織される本社中央安全委員会を設置し、全社における労働安全衛生に関する基本方針を審議・決定しています。

  • 全員参加による情報共有と災害防止活動

当社では、職員組合の代表者が本・支店の中央安全委員会に出席し、安全衛生管理計画の策定に参画しています。また、作業所においては、一つの場所において多くの会社が混在して作業を行うことにより、さまざまな危険が潜在しているため、それらの危険を防止するため、全ての関係請負人で組織する災害防止協議会を設置して災害の未然防止を図っています。

  • 安全ポータルの開発と展開

当社では、2018年から「災害・事故情報共有システム」(安全ポータル)を運用しています。このシステムは、これまで電話やメールで報告していた、作業所で発生した災害等の報告を、Web画面から所定の項目を入力し、事前登録した関係者へ瞬時にメールで情報伝達しています。災害情報のデータベース化で、災害分析を可能にし、類似災害防止対策の立案、年度計画の立案等に役立っています。
報告書作成等にかかる時間を大幅に短縮することが可能で、作業所・安全管理部門の働き方改革につなげています。

安全ポータルのイメージ
安全ポータルのイメージ
安全ポータルの画面イメージ
安全ポータルの画面イメージ
  • Webカメラを活用した作業所遠隔監視の実施

本・支店は、作業所のウエブ映像を確認し、気になる箇所があれば作業所に連絡し、確認しています。

Webカメラを活用した作業所遠隔監視システム Safie(セイフィー)
Webカメラを活用した作業所遠隔監視システム Safie(セイフィー)
  • リスクアセスメントを活用した施工計画

当社の作業所では、本支店で行った危険有害要因評価・特定を踏まえ、作業所の危険有害要因に結び付く作業所の特色を洗い出し、各施工段階でリスクアセスメントを実施します。潜在する危険有害要因等を特定して、それらを除去・低減する方策を策定し、日常管理の中で展開しています。

  • ヒヤリポの開発

当社は、安全性ナンバーワン企業を目指す活動の一環として、現場でのヒヤリハット事例に着目しています。これまでヒヤリハットの報告および集計は、KY記録表(紙)に記入・報告する方式を採用しており、報告の確認やその後の集計にも時間を要すこと、記入するタイミングが遅れてしまうことから、正確性が落ちてしまう状況が見受けられました。そこで、報告手段を作業員のスマートフォンから実施できるようにすることで、よりタイムリーで正確な情報収集を実現したアプリケーション「ヒヤリポ」を開発しました。

ヒヤリハット報告の例
ヒヤリハット報告の例
管理画面のイメージ
管理画面のイメージ

社長安全パトロール

全国安全週間中の7月3日(月)、東京支店が施工する「新TODAビル計画新築工事」作業所(東京都中央区京橋)において社長安全パトロールを実施しました。

社長安全パトロール
社長安全パトロール
社長安全パトロール
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