多種の基礎構造の高機能化
地盤基礎構造に関する様々な技術を保有しています。
概要
基礎構造は目には見えませんが、建物を安全に支えるための重要な構造物です。
建物を堅固に支えることのできる高い機能を有する基礎構造を構築することができ、かつコストパフォーマンスに優れた工法を開発しています。
ここでは、代表的な技術を紹介します。
- 地下合成壁工法(TO-SCW工法)
- ソイルセメント改良体工法(TO-PSPⅡ工法)
- 戸田式大開孔基礎梁工法
- 既存杭再利用技術
- キャプテンパイル工法(杭頭半固定接合法)
- 2倍拡底アースドリル工法(SY工法)
メリット
- 高機能の基礎構造で建物をより確実に、しっかりと支え、地盤沈下や地震に対しての安全を確保します。
- 建物の長寿命化がはかられ、資産価値の向上につながります。
- 同等の性能で、よりコストパフォーマンスに優れた基礎構造とできます。
特徴
地下合成壁工法(TO-SCW工法)
地下合成壁工法は、掘削工事時に土留めとして用いた鋼材と鉄筋コンクリートの地下壁を一体化させ、合成壁として土圧、水圧に抵抗する工法です。
コストパフォーマンスに優れると同時に、資源の有効活用ができるので環境負荷の低減にもつながる工法です。
これまでに、多くの実績、ノウハウを積み重ね、(財)ベターリビングから評定を取得しています。
ソイルセメント改良体工法(TO-PSPⅡ工法)
ソイルセメント改良体工法は、土留め壁を建物を支える本設の地盤改良体としても活用する工法で、その性能は実証実験により確認されています。コストパフォーマンスに優れ、環境負荷の低減にもつながります。
(財)日本建築総合試験所から技術審査証明を取得しています。(第02-22号 改2)
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ソイルセメント改良体工法の概念図
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掘り出された改良体(実証実験)
戸田式大開孔基礎梁工法 - 大開孔を有するRC基礎梁の補強工法 -
基礎工事での環境負荷およびコストの低減を目的として、K型補強筋を用いた基礎梁の開孔補強技術を保有しています。
従来の補強方法では、基礎梁せい(梁の高さ)は貫通孔の大きさの3倍必要となります。人通孔は人が通るために直径600mm必要ですので、基礎梁せいは構造的にそこまで大きな必要がなくても、人通孔直径の3倍(1800mm)の基礎梁せいが必要でした。
本工法を用いることにより、基礎梁せいを人通孔の2倍(1,200mm)にまで小さくすることができます。このことにより、掘削土量を削減して環境負荷を低減し、基礎工事費の約10%をコストダウンすることができるます。
(建物によっては本工法を使用できない場合があります)
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開孔補強状況
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K型補強筋
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従来の補強方法と本工法との比較
技術性能証明
日本建築総合試験所にて技術性能証明を取得(GBRC性能証明第12-05号)
既存杭再利用技術
既存の場所打ち杭を新設建物の基礎構造として再利用し、環境負荷を低減します
また、迅速かつ的確な再利用を可能とする設計システムを確立しました
既存の杭を再利用することで環境負荷の低減、コスト削減が可能です
設計システム
再利用する方法や建物の特性に応じた設計システムが必要です。
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検討フロー
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再利用パターン
調査方法
あらかじめ,杭の健全性・耐久性等を確認する必要があります。
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急速載荷試験 (重錘落下による衝撃力で杭の支持力を確認する試験です。簡易な設備で実施可能です。)
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IT試験 (波動により杭の健全性を調べます。短時間で簡単に実施できます。)
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コアボーリング調査 (調査用コンクリートを採取し,杭の耐久性を調べます。)
キャプテンパイル工法(杭頭半剛接合工法)
キャプテンパイル(CTP)工法は、杭と基礎部を半剛接合※とすることで、杭頭に発生する地震時の応力が小さくなるため、合理的な杭の設計を実現します。
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※半剛接合:部材どうしが堅固に一体となる剛接合と、自由に回転できるピン接合の中間の接合状態をいいます。
安全性が高く環境負荷低減に寄与する基礎工法
(1)杭径の縮小、(2)基礎梁の縮小、(3)掘削土量の削減等によりコスト低減・工期短縮・環境負荷の低減に寄与します。
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杭曲げモーメント分布
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キャプテンパイル工法
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杭頭接合部
評定取得・NETIS登録
(財)日本建築センター
BCJ評定-FD0230-01,-02
国土交通省新技術情報提供システム
NETIS登録番号KT-100082
SY工法
概要
SY工法は、拡底部径を軸部径の2倍以上拡大掘削(拡底部面積最大4.84倍)することにより大きな支持力を得ることが出来る新しい場所打ちコンクリート拡底杭工法です。
直杭・従来拡底杭・SY杭の比較(一例:拡底径φ2300mmの場合)
SY工法最大傾斜角16°を超える20°での掘削試験により、確かな安全を確認
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傾斜角20°用に改造したバケット(SY-1023バケット)
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超音波孔壁測定結果(傾斜角20°18時間経過後)
SY工法の数値解析
主な実績
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大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
オフィスビル(事務所・庁舎)東京都
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埼玉県立がんセンター
医療・福祉施設埼玉県
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京橋トラストタワー
オフィスビル(事務所・庁舎)東京都
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芝浦工業大学豊洲キャンパス(JV)
教育・文化施設東京都
論文
- パイルド・ラフト基礎の大型模型実験に関するシミュレーション解析(水平載荷実験と振動台実験)(2007年度)
- パイルド・ラフト基礎に関する大型模型実験その2 パイルド・ラフト基礎と直接基礎の比較実験(2006年度)
- パイルド・ラフト基礎に関する大型模型実験その1 相互作用効果に関する実験(2006年度)
- 流動化処理工法による改良地盤上に直接支持させた福祉施設(2005年度)
- 地盤条件を考慮した連続地中壁と杭による複合基礎に関する研究(2005年度)
- 連続地中壁と杭の複合基礎に関する静的遠心模型実験(2004年度)
- 連続地中壁と杭の複合基礎に関する動的遠心模型実験(2003年度)
- ソイルセメント本設杭工法(TO-PSP工法)の開発(2003年度)
- SuperHRCシステム-超々高層RC住宅の開発大断面地中連続壁(2002年度)
- 戸田式合成地下壁工法(TO-SCW)の開発(その2 シアコネクタ工法の改良による合理化の検討)(2001年度)
特許・認定・認証
- TO-SSD工法(財)日本建築センターから一般評定工法として認められている。
- TO-SCW工法 2019年度改定ベターリビング評定CBL FP021-18号
- TO-PSP工法(財)日本建築総合試験所から技術審査証明を取得工法として認められている。
- HCP工法 特許出願中