木材を用いた鋼管柱のハイブリッド耐火被覆
脱炭素社会実現への貢献を目指し、中高層建築物での木材利用の促進を図るべく、木材を表面仕上げ材として使用できる鋼管柱のハイブリッド木質耐火部材「foresTie-STM」を開発し、60分間、90分間、120分間および150分間の耐火構造大臣認定を取得しました。
概要
技術概要 鋼管柱の耐火被覆材として強化せっこうボードと木材を組み合わせて使用し,被覆の薄肉化および木材の使用による鉄骨造建物の環境負荷を低減する技術です。木材は現しとすることが可能で室内環境の向上に寄与します。
メリット
- 鋼管柱の耐火性能を確保しながら、木質意匠・脱炭素・快適性を付加できます。
- 木をそのまま見せる「木あらわし」の空間をつくりやすく、無機系被覆材より温かみのある仕上がりになります。
- 国産材活用とも相性がよく、木材利用促進の観点でもメリットがあります。
- 構造上は鉄骨柱として合理的に設計しつつ、見た目は木質化できるため、鉄骨造が必要な建物でも木の空間価値を付与しやすいです。
- 一般流通材や、構造材としては使いにくい強度の低い木材も耐火被覆用途で活用でき、資源の有効利用につながります。
特徴
ハイブリッド耐火被覆を使用した執務空間の例
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1耐火被覆材として、強化せっこうボードと木材を組み合わせ、さらに、強化せっこうボードの横目地部に目地補強材を設けることで、柱外形寸法は、最小で鋼管柱径プラス180mm程度まで薄肉化が可能です。
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2鋼管柱に取付けた鋼製下地に強化せっこうボードをビスで留付けるシンプルな構造で、簡単に施工ができます。
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3樹種によらず木材を表面仕上げ材として利用できるため、意匠や用途に合わせた樹種の選択ならびに木材の地産地消が可能であり、木材利用の促進に繋がります。
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4その他の木質耐火構造との接合が容易で、設計や施工の省略化や自由度の高い計画が可能です。
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5耐火時間は60分から150分まで対応し,中高層建物への適用が可能です。
特許(大臣認定)
- 大臣認定 2025年 認定番号:FP060CN-1127,FP090CN-1129(1),FP090CN-1129(2)
- 大臣認定 2026年 認定番号: