バサルトロッド
シールド工事における仮壁切削のコスト削減と施工性向上
概要
バサルトロッドを用いた仮壁切削工法は、シールドトンネル工事の発進・到達立坑に設ける仮壁の補強材として、玄武岩を原料とした無機系繊維で製造されたバサルトロッドを採用した技術です。
従来、大深度大口径シールドの仮壁切削工法で補強材として多く用いられてきた炭素繊維ロッドやガラス繊維部材に代えて、炭素繊維ロッドよりも安価で、鉄筋の2倍以上の引張強度を有するバサルトロッドを採用しています。また、シールド機による切削試験において、炭素繊維ロッドと同等以上の切削性を確認しています。
これにより、従来工法と同等の施工性を確保しつつ、材料コストの大幅な削減を図ることができます。
メリット
- 高価な炭素繊維ロッドの代わりに、玄武岩を原料としたバサルトロッドを採用することで、コストダウンを実現しています。
- 新しい素材を導入しながらも、従来の仮壁切削工法と変わらない施工性を確保しています。
特徴
- バサルトロッドは、玄武岩を高温で溶解し、繊維状に加工したバサルト繊維を束ね、耐アルカリ性に優れたエポキシ樹脂で硬化させた補強材です。
- 炭素繊維ロッドよりも安価です。
- 引張強度は鉄筋の2倍以上です。(下記試験結果参照)
- 表面に凹凸加工を施すことで、コンクリートとの高い付着力を確保しています。
- 直線状のロッドほか、90°フックや180°フックなど曲げ加工したロッドの製造が可能です。
- シールド機による切削試験において、炭素繊維ロッドと同等以上の切削性を確認しています。