ポンプ圧送助剤(レオパックSP)
長距離ポンプ圧送によるスランプロスの低減と初期強度発現の遅延を抑制
概要
シールドトンネル工事の二次覆工やインバートの施工において、コンクリートの圧送距離が1,000mを超える長距離圧送施工の事例が増えています。このような施工を行う場合、コンクリートの圧送性の改善を目的にポンプ圧送助剤が多く使用されます。
しかし、従来のポンプ圧送助剤は、遅延効果が付与された材料をベースにしているものが多く、施工する構造物の種類や環境条件によっては、コンクリートの初期強度発現の遅延が問題になる場合がありました。
このような背景から、ポンプ圧送性だけでなく、圧送後のコンクリートの初期強度発現性にも着目したポンプ圧送助剤「レオパックSP」を西松建設(株)、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)および(株)北斗工業と共同で開発しました。
レオパックSPは、コンクリートの遅延性と分散性を制御することで、コンクリートの圧送性を確保しつつ、従来の圧送助剤と比較して初期強度発現性が改良されていることが大きな特徴です。
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レオパックSP
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レオパックSPの添加状況
メリット
- 長距離圧送時のポンプ圧送助剤として、流動性の保持時間を延長させることができ、ポンプ圧送性が良好となります。
- 従来の材料では初期強度発現の遅延が問題となる場合がありましたが、本ポンプ圧送助剤を用いることで、コンクリートの初期強度発現性が改善できます。
特徴
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1施工性
解砕性のシートで包装した粉体系のポンプ圧送助剤のため、パック計量により容易にアジテータ車に添加・混合できます。 -
2強度発現
コンクリートの遅延性と分散性を制御し、圧送によるスランプロスを低減しつつ、初期強度発現の遅延を最小限に抑えます。 -
3暑中コンクリート対策
暑中コンクリート対策としても役立ちます。
スランプの経時変化
材齢1日におけるの圧縮強度の比較
関連リリース
論文
- 新規ポンプ圧送助剤を添加したコンクリートの基本特性に関する実験的検討、土木学会第78回年次学術講演会(2023年9月)
- 新規圧送助剤を用いた長距離圧送コンクリートの試験結果について、第2回圧送技術大会(2024年3月)
- 新規ポンプ圧送助剤を添加したコンクリートの長距離圧送試験について、土木学会第79回年次学術講演会(2024年9月)