ステイブルクリート工法®
トンネル吹付けコンクリートの品質向上
概要
山岳トンネル工事では、現場内にコンクリート製造設備を設置し、現地で製造することが一般的です。しかし、現場が寒冷地にある場合は、材料温度が低下するため、練上り時のコンクリート温度も低下します。コンクリート温度が下がると初期強度の低下を招くため、従来は対策として急結剤の大量添加が行われてきました。これにより初期強度は改善されるものの、急結剤の過剰な添加による長期的な強度発現への影響が懸念されていました。
本工法は、コンクリートの製造過程に独自の加温装置と温度管理手法を用いることで、吹付けコンクリートを適切な温度に保つものです。練混ぜ水などの材料や製造用機器を所要の温度まで加温することで、急結剤を大量添加することなく、吹付けコンクリートの初期強度を安定して確保することが可能となります。
- 冬期においても、急結剤を増量することなく施工することが可能です。
- 季節を問わず、安定した品質の吹付けコンクリートを製造・施工できます。
- NETIS登録(QS-210014-A)された技術です。
特徴
- 氷点下の環境においても、コンクリート温度を品質確保に適切とされる20℃程度に保つことが可能です。
- 急結剤添加量を抑えつつ、吹付けコンクリートの初期強度を確保でき、長期強度発現への影響を抑制できる
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図1 温度測定結果
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図2 初期強度※2の比較
関連リリース
論文
- 吹付けコンクリートの温度制御方法に関する実験的研究、コンクリート工学年次論文集,Vol.44,No.1,2022
- 寒冷地における吹付けコンクリートの温度管理方法の検討、令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会,Ⅵ-436
特許
- 吹付けコンクリートの製造方法(特許第7239922号)