地盤改良効果評価方法 ジオレジスタ®法

概要

従来、地盤改良の改良効果は、施工後にボーリングコアを採取し、材齢28日の一軸圧縮試験によって評価されているため、施工直後に改良効果を確認できず、改良不良時の迅速な対応が困難でした。また、抜き取り検査であることから改良体の連続性や均質性を十分に評価できないほか、調査・試験に時間とコストを要するなどの課題がありました。
ジオレジスタ法は、専用試験機を用いて、同一調査孔で動的コーン貫入試験と電気検層を実施する複合調査手法です。改良前後の動的コーンから得られるNd値※1と電気検層から得られる電気比抵抗R(Ω・m)※2を用いることで、改良地盤の改良範囲・強度を現地で改良地盤の養生期間を待たずに確認することが可能となりました。

  • ※1
    所定重量の重錘を所定のたかさから自由落下させ所定貫入長に要する打撃回数を換算したN値と等価な値
  • ※2
    電気の流れにくさを表す抵抗値で、薬液・セメントや粘土・塩水を含む砂は低い数値を示す
  • 測定のイメージ(大型試験機)
  • 測定モニター画面(電気検層)

メリット

  • 養生期間を待たず改良直後に改良効果の確認が可能です
  • 改良範囲全体を早期に連続的に定量評価できます
  • 測定データ(Nd値、電気比抵抗R)を用いて改良範囲・強度の推定が可能です
  • 測定作業の軽減および調査コストの低減が図れます

特徴

点電極を用いた電極プローブ

先端コーンを装着した点電極を用いた電極プローブを使用することにより、同一調査孔で動的コーン貫入試験と電気検層を測定することが可能です。

電極プローブ

測定作業の効率化と測定データの自動取得

専用試験機を用いることで、改良範囲を連続的に測定し、測定作業の効率化と測定データの自動取得が可能です。

改良範囲および改良強度の推定

改良前後の測定データ(Nd値、電気比抵抗R)から、改良範囲、改良強度を推定する改良地盤の品質評価手法を有しています。

改良前後のNd値と電気比抵抗Rの深度分布

現場条件に応じた専用試験機ラインナップ

専用試験機は、大型・中型・小型の動的コーン貫入試験機タイプがあり、既存施設がある狭隘地等の現場条件に応じて選定できます。

専用試験機一覧

関連リリース

受賞・登録

NETIS登録(2024年、登録番号:QS-240011-A)

論文

  • 電気検層を用いた薬液注入工法の出来形確認、日本材料学会第14回地盤改良シンポジウム論文集(2020年)
  • 電気検層を用いた薬液注入工法の改良効果確認、日本材料学会材料、2022年1月号
  • 電気検層を用いたセメント改良地盤の出来形確認、日本材料学会第15回地盤改良シンポジウム論文集(2022年)
  • 薬液注入工法の改良効果評価手法「ジオレジスタ法」小型動的コーン貫入試験と電気検層法を用いた改良効果確認、日本建設機械施工協会月刊建設機械、2023年8月号
  • 動的コーン貫入試験と電気検層を用いたセメント改良地盤の品質評価、日本材料学会第16回地盤改良シンポジウム論文集(2024年)

特許

  • 特許第7248241号 地盤改良効果の確認方法及びそれに用いる測定装置
  • 特許第7780146号 地盤改良効果確認のための試験装置及び試験方法
  • 2021-114336 薬液注入工法による地盤改良効果の評価方法
  • 2021-132839 薬液注入工法による地盤改良効果の評価方法

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