濁水処理フィルター ファイブロック®

工事濁水の濁度低減および凝集剤の使用量削減による環境負荷の低減

概要

本技術は、天然由来の植物を主原料とする特殊パルプ(日本製紙(株)開発の「ミネルパ®」など)と、バイオマス発電等で使用される木材チップを適切な配合比・密度で混合し、メッシュネットで梱包したフィルターです。工事現場の仮設沈砂池や濁水貯水用のノッチタンク内に、凝集沈殿処理の前工程として設置すること、工事濁水中の浮遊物質(SS:Suspended Solids)濃度を約6割低減させることができます。これにより、後工程で使用する凝集剤の使用量を大幅に削減し、周辺環境への負荷を低減させることが可能です。

メリット

  • 作業現場の沈砂池やノッチタンク内に設置するだけで、浮遊物質濃度を約6割低減できます。
  • 凝集沈殿処理の前工程として用いることで、凝集剤の使用量と環境負荷を削減できます。
  • 重量が約10kg/個と軽量かつフレキシブルな形状のため、取扱い・設置が容易です。
  • 天然由来のセルロース系資材を主原料としているため、資材そのものの環境への負荷が小さいです

特徴

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    高い捕集効率と効果持続性
    一部が正(+)に帯電するように加工された小片状の特殊パルプが、負(-)に帯電した濁水中の浮遊物質を効率よく吸着します。この特殊パルプと木材チップを混合することでフィルター内部の空隙を増やし、通水性を確保しています。これにより、類似の従来品と比較して浮遊物質吸着量は約2.2倍、効果持続期間は約1.2倍という高い性能と持続性を両立しています。
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    取扱いの容易さと設置の柔軟性
    フレキシブルな形状をしているため、設置場所の寸法や形状に合わせた設置が可能です。また、寸法が450mm×1000mm×150mm、重量が約10kg/個と軽量で、片手での取り回しが可能など取扱いが非常に容易です。
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    環境への配慮
    特殊パルプおよび木材チップは天然由来の植物を主原料とするセルロース系素材を使用しているため、材料そのものの環境への負荷が小さいことも特徴です。
フレキシブルな形状(設置場所の寸法、形状に合わせることが可能)
濁度低減の累積効果比較 ファイブロック及び従来品の通水処理後の水の濁度を計測(1回/h)し、同時計測した原水との濁度差の累積を累積濁度差(NTU)として比較しました。

関連リリース

論文

  • 天然由来の機能性資材を用いた濁水処理工法の現場適用、土木学会第79回年次学術講演会(2024年9月)

特許

  • 特願2024-171982

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