マキタテミエルカ
覆工コンクリートの高品質化、省人化施工
概要
巻立空間(覆工コンクリートを打設する吹付けコンクリートとセントルの間の間隔)の測定は、従来は検尺ロッドを用いて人手で行っていました。「マキタテミエルカ」では、防水シートやセントル(移動式型枠)のFRP製スキンプレートを透過できるミリ波レーダーをセントルの内側に取り付けることで巻立空間の測定を自動化し、表示・記録するシステムです。「マキタテミエルカ」を適用することにより、覆工コンクリートの施工の高度化、省人化が可能になります。
トンネル覆工巻立空間計測システム「マキタテミエルカ」の概要
メリット
- セントル内の狭隘な空間を人が移動して測定していた作業を自動化することにより、省人化できるとともに測定作業時間を大幅に短縮できます。
- セントルの検査窓の位置によらずに任意の箇所にミリ波レーダーを取り付けて巻立空間を測定することができ、施工管理の高度化が可能になります。
- 覆工全体の出来形管理や記録、コンクリート打設量の管理、セントル移動・セット時の衝突防止監視など、多様な覆工施工の高度化に寄与すると期待されます。
特徴
- ミリ波レーダーは、降雨時や粉塵環境、夜間でも測定可能で、車両の障害物検知等にも用いられています。本システムは、このミリ波レーダーの電波透過性を活用することで、防水シートや不織布越しでも、その背面の吹付けコンクリートや鋼製支保工までの距離を計測することができます。
- セントルにミリ波を透過するFRP製スキンプレートを使用している場合、スキンプレートを加工することなくミリ波レーダーを設置して計測することが可能です。
- 従来は妻部と中間部の検査窓がある断面にて、それぞれ7~11箇所を手作業で計測していましたが、本システムではそれらの箇所近傍の他、検査窓のない任意の箇所にミリ波レーダーを設置して、巻立空間を計測できます。
- 計測結果はタブレットなどの表示器でリアルタイムに確認できるとともに、データとして記録することが可能です。
- トンネル覆工巻立空間計測システム「マキタテミエルカ」を開発(2026年6月ニュースリリース予定)
関連リリース
論文
- ミリ波レーダーによるトンネル覆工巻立空間計測システムの開発(第81回土木学会年次講演会投稿中)
- ミリ波レーダーによるトンネル覆工巻立空間計測システムの開発と適用例(トンネル工学研究発表会2026投稿中)
特許・認定・認証
- 特許出願中