ハイグリップアンカー継手®

セグメントの品質向上

概要

ハイグリップアンカー継手は、金属拡張アンカーの固着原理を応用した、高い締結力を持つシールドトンネルのセグメントリング間用ワンパス型継手です。シールドジャッキの押し込み力によってコーン部が軸部材の先端(短冊部)に貫入し、先端を押し広げることで強力に接合する仕組みとなっています。従来のボルト締めやボルト用の箱抜き部を塞ぐ後施工が不要になるため、セグメント組み立ての工期短縮や、施工の省力化および自動化に貢献します。また、引き抜きに対する抵抗力が既存の継手の1.5〜2.0倍と高く、地震時などにリング間に隙間が生じて漏水するリスクを低減させることができます。さらに、セグメントの内面が平滑に仕上がるため、二次覆工の省略を可能にする点も大きな特徴です。

継手使用位置 継手概要図 コーン部材 短冊部材 F側定着筋 M側定着筋
締結前 F側定着筋 コーン M側定着筋 短冊部材 締結後 短冊部材が拡張

メリット

  • ボルト締めが不要となり作業時間を短縮して工事の省力化や自動化に貢献します。
  • 高い引き抜き抵抗力により地震時などの隙間や漏水リスクを減らします。
  • 締結後すぐに抵抗力が発揮されるため組み立て直後の緩みを防ぎます。
  • セグメント内面が平滑になるため二次覆工の省略が可能です。

特徴

  • 受け入れ部と軸部材および拡張用のコーン部で構成されるワンパス型継手です。
  • ジャッキの押し込みでコーン部が軸部材先端を押し広げて強力に接合します。
  • 受け入れ部にねじ切り加工を施すことで引き抜き初期の抵抗力がさらに向上します。
  • 突出する軸部材は組み立て直前に設置するため施工中の部材損傷を防げます。

関連リリース

論文

  • シールドセグメント継手(ハイグリップアンカー継手)の改良と性能検証、土木学会第79回年次学術講演会(2024年)
  • シールドセグメントリング継手(ハイグリップアンカー継手)の開発、土木学会第75回年次学術講演会(2020年)

特許

特許名称 セグメント継手構造
公開番号 特許第5752909号(2015年5月29日登録)

その他

  • NETIS登録 セグメントリング間締結「ハイグリップアンカー継手」KT-260009-A(2026年8月27日登録)

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